形容詞には2つの働きがある。「動詞の補語(C)になる働き」と「名詞を修飾する働き」だ。
それぞれ例文とともに確認する。
目次
動詞の補語(C)になる
動詞の補語とは、主語の状態や性質を説明するために用いられる形容詞のこと。
例文 | 日本語訳 |
---|---|
She is beautiful. | 彼女は美しい。 |
This apple tastes sweet. | このリンゴは甘い。 |
His voice sounds warm. | 彼の声は温かく聞こえる。 |
名詞を修飾する
1語の形容詞
前から修飾
1語の形容詞の場合、基本的には前から名詞を修飾する。
限定の意味合いを持つ。
例文 | 日本語訳 |
---|---|
Beautiful garden | 美しい庭 |
Tall building | 高い建物 |
Old book | 古い本 |
後ろから修飾
基本原則として名詞の前から修飾するが、後ろから名詞を修飾するケースもある。
あまり一般的ではないが、名詞について追加で説明したいときに利用する。
例文 | 日本語訳 |
---|---|
The best teacher available | 利用可能な最良の教師 |
The people present | その場にいる人々 |
The member responsible | 責任を持つメンバー |
句・節(2語以上)の形容詞
前置詞句
to不定詞
2語以上の分詞(現在分詞、過去分詞)
関係代名詞
は後ろから名詞を修飾する。
構造 | 例文 | 日本語訳 |
---|---|---|
前置詞句 | The book on the table is mine. | テーブルの上にある本は私のものです。 |
to不定詞 | The decision to leave early surprised everyone. | 早く出発するという決定がみんなを驚かせた。 |
2語以上の分詞(現在分詞) | The man sitting next to me was very nervous. | 私の隣に座っている男性はとても緊張していた。 |
2語以上の分詞(過去分詞) | The ideas presented in the meeting were innovative. | 会議で提示されたアイデアは革新的だった。 |
関係代名詞 | The woman who lives next door is a doctor. | 隣に住んでいる女性は医者です。 |
現在分詞修飾と過去分詞修飾は、分詞で修飾される名詞が「する(現在分詞)」か「される(過去分詞)」で区別する。