株式の売買をする上で知っておくべき基礎知識として「証券取引所」と「証券会社」について取り上げる。
この記事で、「東京証券取引所(東証)」「マザーズ」「NYSE」「NASDAQ」「SBI証券」「楽天証券」などが何を指しているのか判断できるようになる。
目次
全体像
株式の売買は証券取引所で行われる。
投資家は証券取引所で直接売買できない。証券会社に口座を作り、証券会社を通じて売買する。
証券取引所
日本
「東京証券取引所」が有名だが、「名古屋証券取引所」「札幌証券取引所」「福岡証券取引所」といった証券所も存在する。
上場審査が異なるので、東京証券取引所の上場要件を満たさない場合でも、他の証券取引所での上場できる可能性がある。
東京証券取引所
略称で 東証(とうしょう) と呼ばれる。
2021年現在、東証一部, 東証二部, マザーズ, JASDAQ の4つの市場区分がある。それぞれ上場審査が異なる。
なお、2022年に市場区分見直しが行われる。
→ 市場区分見直しの概要 | 日本取引所グループ
アメリカ
NYSE (ニューヨーク証券取引所)
世界最大の証券取引所。
以下のような企業が上場している。
- ウォルト・ディズニー(DIS)
- コカ・コーラ(KO)
- ゴールドマン・サックス(GS)
- ジョンソン&ジョンソン(JNJ)
- ナイキ(NKE)
- ファイザー(PFE)
NASDAQ (ナスダック証券取引所)
新興企業向けの証券取引所。
以下のような企業が上場している。
- アルファベット (GOOG)
- マイクロソフト(MSFT)
- アップル (AAPL)
- アマゾン (AMZN)
- ネットフリックス (NFLX)
証券会社
以下のような証券会社が有名。
- SBI証券
- 楽天証券
- マネックス証券
上記証券会社は、ネット上の操作で出入金や取引を完結できる証券会社(ネット証券)。
外国株の購入もできる。
(SBI証券では、証券総合取引口座の開設とは別に外国株取引口座の開設が必要。)