複数行に関数を記載する場合、修正が必要になったとき、記載した全てのセルを修正する必要があります。
「ARRAYFORMULA関数」を利用すると、1つのセルだけ修正すれば良くなるので、修正の手間を削減できます。
目次
ARRAYFORMULAを利用しないケース
まずは、ARRAYFORMULAを利用しないケースを確認します。
ROW関数を使って連番を振っています。
IDが1から始まるように、現在の行(ROW関数で算出) – 1 の値を設定しています。
必要な行すべてに関数を設定しています。
例えば、1行目に行を追加した場合、IDが2から始まります。
現在の行(ROW関数で算出) – 2 に修正が必要になります。
関数が設定されている全てのセルに対しての作業です。
ARRAYFORMULAを利用したケース
次に、ARRAYFORMULAを利用したケースを確認します。
=ARRAYFORMULA(ROW(A2:A)-1)と設定しています。
1つのセルだけに関数を設定すればOKです。
変更が発生しても1セルだけの修正で済みます。